“非番のパイロット”飛行中にエンジン停止しようとし…緊急着陸 “マジックマッシュルーム”摂取し? アメリカ
22日、アメリカのアラスカ航空の旅客機から無線が入りました。
コックピットからの無線
「エンジンを止めようとした男をコックピットから出した」
ある人物が、旅客機のエンジンを止めようとした際に管制塔に届いた音声です。
エンジンを止めようとしたのはこの航空会社のパイロットです。当時、非番でコックピット内にいましたが、エンジンを止めようとして機長らに制止されたといいます。その後、身柄を拘束されましたが、非常口を開けようとするなどして抵抗。ワシントン州からカリフォルニア州に向かっていた旅客機は、オレゴン州の空港に緊急着陸しました。
その後、この男は殺人未遂などの疑いで訴追されました。地元当局の調べに対し、麻薬成分を含むキノコ、いわゆる「マジックマッシュルーム」を事件の約48時間前に摂取したと説明しているといいます。「40時間眠っておらず、脱水症状と疲れを感じていた。目を覚ますため、緊急停止のハンドルを引いた」などとも話しているということです。