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フィリピン台風、死者3600人超える

2013年11月16日 0:42

 台風30号の上陸から1週間が過ぎたフィリピンでは、死者の数が3600人に上った。復旧作業は進まず、政府の対応の遅れを批判する声も出ている。

 フィリピンの国家災害対策本部によると、台風30号による死者の数は15日夜までに3600人を超え、ケガ人は1万2400人以上に上った。また、日本人については75人と依然連絡が取れていない。

 壊滅的な被害を受けたレイテ島の最大都市・タクロバンでは上陸から1週間が過ぎた今も復旧作業は進んでおらず、食料品などの配給も滞っていて、地元メディアなどからは政府の対応の遅れを批判する声も上がっている。

 こうした中、被災地には各国の支援チームが続々と到着し、日本の自衛隊の医療チームもセブ島で活動を始めている。