アメリカ・ラスベガスで世界最大の家電の見本市「ＣＥＳ」が７日から始まるのを前に、各メーカーが次々と新製品を発表した。今年は「スマートフォンとの連動商品」や「高画質の４Ｋテレビ」が注目されている。

　日本のメーカーを含め、世界から３２００社以上が参加する家電の見本市。今年、特に注目されているのは、スマホなど携帯端末と連動し、機能を向上させた家電。韓国の「ＬＧ電子」は、スマホのアプリ「ライン」を使って会話するように操作できる冷蔵庫や掃除機などを今年中に市場に投入すると発表した。

　また、スマホを使った健康管理もさらに進化している。紫外線が高くなると警告するものや、睡眠の状態をスマホに送信して最適な起床時間を提案するセンサーなども注目を浴びていた。

　一方、日本の各メーカーは、従来のハイビジョンよりも４倍解像度を高めた４Ｋテレビで技術力をアピールしている。しかし、ライバルの韓国勢も超大型でわん曲した独自の４Ｋテレビを発表して存在感を示すなど、熾烈（しれつ）な争いとなっている。

　この見本市は、７日から４日間の日程で始まる。