×

欧州各国、男性2人の搭乗否定 旅客機不明

2014年3月9日 7:57

 中国・北京に向かっていた239人乗りのマレーシア航空機が消息をたっている。各国の救難当局による捜索が行われているが、行方はわかっていない。

 消息をたっているのは、8日未明にマレーシア・クアラルンプールから北京に向かっていた乗客乗員239人乗りのマレーシア航空機・ボーイング777。離陸の2時間後、マレーシア東部・コタバルの沖合の南シナ海上で交信が途絶えた。救難信号が出された形跡はないという。

 マレーシア当局はベトナム、シンガポールなどの救難当局とともに、交信が途絶えた海域を中心に捜索を行っている。AP通信によると、ベトナム空軍などの救難チームが、行方不明の旅客機のものとみられる油がベトナム南方沖の2か所で、広範囲にわたって浮いているのを見つけたと伝えているが、旅客機の発見には至っていない。

 一方、オーストリアとイタリアの外務省は、乗客名簿に載っていたオーストリア人男性1人とイタリア人男性1人について、本人と連絡が取れ、この旅客機に乗っていなかったことが確認されたと明らかにした。オーストリア人男性は以前にタイを訪れた際、パスポートを紛失したという。これについてマレーシア航空は、「現段階でテロなどにつながる不審な情報はない」としている。