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新疆ウイグルの駅で“テロ” 死傷者多数

2014年5月1日 6:58

 先月30日夜、中国・新疆ウイグル自治区の中心都市にあるウルムチの駅で起きた爆発で、3人が死亡し、ケガ人は79人に上っている。中国当局は暴力テロ事件として捜査している。

 中国国営の新華社通信によると、日本時間の先月30日午後8時10分頃、ウルムチ南駅の出口で暴徒がナイフで群衆に切りつけ、爆発物を爆発させたという。これまでに3人が死亡、ケガ人は79人に上っている。中国当局は、暴力テロ事件と断定して捜査を進めている。

 新疆ウイグル自治区では、先月27日から先月30日までの4日間、習近平国家主席が視察に訪れ、テロ対策の強化などを指示していた。その直後に起きた今回の事件に対し、習主席は「反テロ闘争は、ひとときも緩めずに果断な措置を取らなければならない」と指示を出した。