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暫定政権側、親露派300人超を殺害と発表

2014年6月5日 2:56

 親ロシア派の武装勢力が州庁舎などの占拠を続けるウクライナ東部で、暫定政権側が3日から4日にかけて軍事作戦を行い、暫定政権部隊の報道官は、親ロシア派300人以上を殺害したと発表した。

 これは、暫定政権部隊のセレズニョフ報道官が自らのフェイスブックで明らかにしたもので、3日から4日にかけて、東部のドネツク州とルガンスク州で行った軍事作戦で、親ロシア派武装勢力を300人以上殺害したとしている。また、暫定政権側も2人が死亡したという。

 こうした中、ウクライナの国営通信社によると、暫定政権のトゥルチノフ大統領代行は4日、東部・スラビャンスクの現地司令部を視察した。トゥルチノフ大統領代行は、東部のドネツク州とルガンスク州での戒厳令発令を検討するよう国家安全保障会議の書記に指示するなど、混乱が収まるかは依然として不透明な状況となっている。