トランプ前大統領、罪状認否で無罪主張
2020年の大統領選挙の結果を不正に覆そうとしたとして起訴されたトランプ前大統領が3日、罪状認否のために首都ワシントンの裁判所に出廷し、無罪を主張しました。
罪状認否は日本時間の午前5時15分からおよそ30分間、こちらの裁判所で行われました。
アメリカメディアによりますとトランプ氏は無罪を主張し、先ほど裁判所をあとにしました。
トランプ前大統領は前回の大統領選挙での敗北を覆そうと、議会の認定手続きを妨害した罪など、4つの罪に問われています。
アメリカメディアによりますとトランプ氏は罪状認否では全ての罪について無罪を主張したということです。
そして、初公判は今月28日に設定されたということです。
トランプ氏はこれまで3度起訴されていますが「バイデン政権による選挙妨害だ」とあおることで支持を固め、野党・共和党内の大統領選の候補者レースを独走しています。
今回の起訴直後に行われたロイター通信の世論調査が先ほど発表され、もしトランプ氏が重罪の有罪判決を受けた場合、投票しないと答えた共和党支持者が45%にのぼったことが分かりました。
民主主義の根幹である選挙結果を覆そうとして起訴された今回の事件を世論全体がどう受け止めるのか。
選挙戦と裁判が並行して進む異例の大統領選の今後を左右することになります。