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ブラジル南部で洪水、3千人超孤立 死者も

2014年6月12日 2:07

 2014 FIFA ワールドカップ開幕を間近に控えたブラジルの南部で大雨が続き、有名なイグアスの滝周辺で洪水が発生して、少なくとも9人が死亡している。

 ロイター通信によると、ブラジル南部・パラナ州では多くの地域で6月の降水量がすでに平年の1.5倍に達し、イグアスの滝にも大量の濁流が流れ込んでいる。これまでに9人が死亡、約3600人が孤立状態となり、一帯の75の市と町に非常事態宣言が出されている。

 地元メディアは橋や高速道路が水没し、救助活動が難航していると伝えている。また、AP通信によると滝に流れ込む水の量が通常の約30倍に達していて、付近では数百の家屋で浸水の被害も出ているという。