パレスチナ自治政府のアッバス議長は26日国連総会で演説を行いガザ地区の情勢をめぐる停戦決議に拒否権を行使したアメリカを名指しで批判しました。

パレスチナ自治政府のアッバス議長は26日国連総会で一般討論演説を行い、イスラエルによるガザ地区での攻撃は大量虐殺であり戦争犯罪にあたると強く非難し今すぐ攻撃をやめるよう訴えました。

その上で、イスラエルに対して直ちに制裁を行うよう国際社会に呼びかけました。

さらにアメリカが安保理で停戦を求める決議案に対して3度にわたって拒否権を行使したと名指しで批判しました。

一方、イスラエルのネタニヤフ首相は、日本時間27日夜、国連総会で一般討論演説を行う予定です。演説を前に国連本部周辺ではイスラエルへの抗議活動が活発化していてデモ隊は「ネタニヤフは戦争犯罪者だ、逮捕しろ」などと訴えています。