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韓国船“オーナー”別荘捜索も取り逃し

2014年7月23日 22:28

 韓国の旅客船沈没事故で、韓国の検察は今年5月、遺体で発見された運航会社の実質的なオーナーが潜伏していた別荘を捜索したにもかかわらず、取り逃していたことが分かった。

 韓国の警察は22日、沈没した旅客船の運行会社の実質的なオーナーで、逮捕状が出ていた兪炳彦容疑者とみられる遺体を発見したと発表した。兪容疑者をめぐっては今年5月、検察が潜伏先の別荘を捜索したものの、発見には至らなかった。

 捜索の際、兪容疑者は別荘2階の隠し部屋にいたことが新たに分かった。逮捕された兪容疑者の側近が検察に供述したもので、検察は兪容疑者が身を潜めていた別荘を捜索したにもかかわらず、取り逃した形。検察は先月の段階でこの供述を得ていたものの、23日まで明らかにしていなかった。

 一方、警察によると、兪氏の死因については早ければ24日午後にも分かるという。