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マレーシア機の機体に“弾痕”~OSCE

2014年7月26日 9:55

 マレーシア機撃墜事件で、機体の残骸に何かで撃たれたような形跡があることがわかった。NNNは、撃墜に使われたとされるミサイル「BUK(ブーク)」と同じ型の発射装置を取材した。

 ウクライナ東部の墜落現場で、原因究明が続いている。OSCE(=ヨーロッパ安全保障協力機構)は24日、機体の残骸に複数の弾痕のような穴が見つかったと明らかにした。アメリカなどは、旧ソ連が開発した地対空ミサイル・ブークで撃墜されたとみており、今後、その証拠となる可能性がある。

 NNNは25日、ウクライナの首都・キエフの郊外で、ウクライナ軍が所有する同型のブークの取材を許可された。発射装置に積まれた4本のミサイルは、上空20キロを飛ぶ飛行機も射程圏内に入るが、訓練された軍の組織でなければ命中させるのは難しいという。

 アメリカ国務省は24日も、ロシアの援助の下で親ロシア派が撃ったとの見方を示し、ロシアは反発している。