原爆投下爆撃機に搭乗した最後の生存者死去
1945年に広島に原子爆弾を投下したアメリカの爆撃機に搭乗していた最後の生存者が28日、死去した。
死去したのは、広島に原爆を投下したB29爆撃機「エノラ・ゲイ」の12人の搭乗員で唯一の生存者だったセオドア・バン・カーク氏。アメリカの複数のメディアによると、バン・カーク氏は28日、南部ジョージア州の高齢者施設で老衰のため死去した。93歳だった。バン・カーク氏はこれまで「原爆投下によって戦争を終わらせたかった」と話していた。
広島と長崎への原爆投下から来年で70年となるが、爆撃機の搭乗員として2つの都市への原爆投下に携わった全員が死去したことになる。