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西アフリカ “エボラ”死者1145人に

2014年8月16日 7:52

 WHO(=世界保健機関)は15日、西アフリカでエボラ出血熱による死者が1145人になったと発表した。専門家は感染者数について、「氷山の一角にすぎない」と警告している。

 WHOによると、13日時点の死者は、リベリアやギニアなど4か国で1145人、感染者数は2127人になった。特にリベリアでは被害が拡大し、2日間で58人が死亡した。

 現地で活動している「国境なき医師団」は15日、分かっている感染者数は「氷山の一角にすぎない」と被害が広がる可能性を指摘。事態の収拾には楽観的に見ても半年はかかるとして、感染が広がっている国に対し、さらなる国際的な協力が必要だと強調した。