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米大統領、改めて自制を促す 黒人少年射殺

2014年8月19日 12:41

 アメリカのミズーリ州で黒人少年が警察官に射殺された事件をきっかけに、住民の一部が暴徒化して混乱が続いている問題で、オバマ大統領は、抗議行動に一定の理解を示しながらも改めて自制を促した。

 住民の一部が暴徒化したことで事件の起きたファーガソンには外出禁止令が敷かれ、18日には州兵が展開した。オバマ大統領は抗議行動を行う住民に自制を促す一方、「警官などによる過度な武力行使も許されない」と述べた。

 一方、死亡したマイケル・ブラウンさん(18)は、解剖の結果、6発の銃弾を受けていたことがわかった。警察は、ブラウンさんが警官の銃を奪おうとしてもみ合いになり発砲したとしているが、「ブラウンさんは両手をあげ、抵抗していなかった」という目撃証言も出ている。