エボラ熱未承認ワクチン 11月から使用も
西アフリカで感染が拡大しているエボラ出血熱についてWHO(=世界保健機関)は5日、現在、未承認のワクチンが11月から使用できる可能性があるとする見通しを発表した。
WHOによると、エボラ出血熱による死者は5日までに2000人を超え2105人となった。感染が拡大し続けている状況を受けて、WHOは4日と5日の2日間、未承認の治療薬やワクチンの使用について専門家会議を開催した。この結果、最も開発が進んでいる2種類のワクチンについて、安全性が確認できれば11月から保健従事者に対して、優先的に投与できるとする見通しを明らかにした。
エボラ出血熱については承認された薬やワクチンがなく、未承認薬の使用について注目が集まっていた。