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シリアの“イスラム国計画”米国防長官承認

2014年9月17日 10:37

 アメリカのヘーゲル国防長官は16日、シリアにあるイスラム過激派組織「イスラム国」の拠点に対する空爆を含む新たな軍事行動計画を承認したことを明らかにした。

 オバマ大統領は先週、「イスラム国」の壊滅に向け、空爆をイラクだけでなくシリアにも拡大する意向を示し、国防総省は作戦の立案を進めていた。

 ヘーゲル国防長官「シリア国内の『イスラム国』に対する軍事行動の計画を、私とデンプシー統合参謀本部議長は精査し、承認した」

 作戦の詳細は、17日にオバマ大統領に説明するという。

 一方、デンプシー統合参謀本部議長はイラクに派遣している軍事顧問団について、「必要があれば、イラク地上軍に同行させるよう大統領に進言する」と述べた。これを受け、多くのメディアが「イラクでアメリカ軍が地上での任務にあたる可能性がある」と報道、デンプシー議長はその後、「地上部隊の投入を意味したわけではない」と釈明している。