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中国・広東省でデング熱が大流行

2014年9月25日 18:51

 中国・広東省ではデング熱が大流行していて、去年の同じ時期に比べて13倍以上の発症者が出ているという。

 広東省の衛生当局によると、広東省内では今年に入ってから24日までに7497人がデング熱に感染した。感染者数の累計は去年の同じ時期に比べ、1263%増えているという。新華社通信によると、感染者のうちすでに3人が死亡していて、192人が危篤状態だという。省都の広州市など5つの都市では伝染病の警戒レベルを上げ、蚊の駆除などの対策にあたっているという。

 中国の南部に位置する広東省では、デング熱感染者はほぼ毎年、確認されているが、今年は感染者数が非常に多く、「大流行」とされている。

 在広州日本総領事館では、現地の日本人に対してメールマガジンで情報提供するなど注意を促している。