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“襲撃”監視カメラ映像を公開 カナダ銃撃

2014年10月24日 10:38

 カナダの連邦議会議事堂などで起きた銃撃事件で、警察は23日、容疑者の男が銃を持って襲撃にいたる様子を捉えた監視カメラの映像を公開した。

 公開された映像には、22日に首都・オタワで、容疑者の男が車を降りて、連邦議会議事堂の方へ銃を持って1人で走っていく様子が映っている。男はこの直前、戦争記念碑で警備にあたっていた兵士を銃撃し、殺害した。さらに別の映像では、男が議事堂の入り口に向かって走っていく。

 警察によると、男は銃撃戦の末に死亡したカナダ国籍のマイケル・ゼハフビボー容疑者(32)で、テロ活動に関わる可能性がある「要注意人物」には指定されていなかったという。また、ゼハフビボー容疑者はパスポートを申請し、シリアへの渡航を希望していたということだが、過去に麻薬に関わる犯罪歴があり、パスポートの交付を認めなかった。

 イスラム過激派組織「イスラム国」への空爆を決めたカナダ議会への報復テロの可能性もあるとみられていて、警察は、銃の入手経路など背後関係を捜査している。