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エボラ感染者1万人超える マリで女児死亡

2014年10月26日 7:35

 WHO(=世界保健機関)は、エボラ出血熱の感染者は23日までに1万人を超え、死者は4900人あまりに上ると発表した。(感染者:1万141人 死者:4922人 23日時点)

 こうした中、西アフリカのマリでは、24日、初めての感染者となった2歳の女児が死亡した。ロイター通信などによると、隣国ギニアからマリに戻った際には出血するなど症状が悪化しており、接触した可能性のある43人が隔離されたという。

 一方、アメリカ・ニュージャージー州の保健当局は25日、シエラレオネからアメリカに向かう機内で高熱を出し、病院に隔離された医療従事者の女性について簡易検査の結果、陰性だったと発表した。追加検査を行う必要があるか検討しているという。

 オバマ大統領はこの日、週末恒例のインターネット演説でエボラ出血熱について、「西アフリカでの感染を食い止める必要がある」と指摘。封じ込めに向け、国際的な取り組みを主導する考えを改めて強調した。