韓国旅客船沈没事故 きょう午後判決
韓国の旅客船沈没事故から約7か月。殺人の罪で死刑を求刑された船長や乗組員に対する判決が11日に言い渡される。光州地方裁判所から中継。
判決公判は11日午後1時に始まる予定で、船長に対し、死刑判決が言い渡されるかが焦点。まもなく遺族を乗せたバスも到着する予定で、裁判所の前には報道陣が集まっている。
セウォル号の船長だったイ・ジュンソク被告は11日午前9時過ぎ、裁判所に入った。硬い表情だったが足取りはしっかりしている様子だった。これまでの裁判で検察側はイ被告が乗客を避難させなければ死に至ることを認識しており、殺人罪が成立すると主張、死刑を求刑している。一方、イ被告は「乗客が死んでも良いとは考えなかった」として殺人を否認。判決公判では裁判所がイ被告に殺人罪を適用するかが焦点となる。
一方、政府の事故対策本部は11日、セウォル号船内の捜索を打ち切ると発表した。事故対策本部は船の内部の崩壊が進みダイバーに危険が迫っているためと説明。行方不明者の家族はこれ以上の犠牲を出さないため捜索打ち切りを要請したと話している。