米大統領 次期国防長官にカーター氏を指名
アメリカのオバマ大統領は5日、辞任を表明したヘーゲル国防長官の後任にカーター前国防副長官(60)を指名した。
オバマ「カーター氏は国防総省の全てを知っており、就任初日から全力で職務に取り組むことができる」
オバマ大統領が「並外れた視野の広さと深さを持ち合わせている」と高く評価したのに対し、カーター氏は「率直な戦略的・軍事的助言を行っていく」と抱負を述べた。
カーター氏は去年12月に副長官職を退任するまで国防予算削減への対応を取り仕切るなど、実務能力に定評がある。
現在のヘーゲル長官と大統領側近との間にはシリアへの対応などをめぐり不協和音があったとされており、政権の安全保障政策の立て直しが急がれる。カーター氏は今後議会の承認を経て長官に就任する。