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香港デモ隊拠点で強制排除 占拠活動収束へ

2014年12月11日 15:30

 民主的な選挙を求めるデモが2か月以上続く香港で、警察などがデモ隊最大の拠点、香港政府庁舎前での座り込みの強制排除に乗り出した。

 香港政府庁舎前では、日本時間11日午前11時半頃からまず、裁判所が出した道路占拠の禁止命令の範囲で、強制執行が始まった。裁判所の命令は、一部の道路にしか出ていないが、警察はこの後、命令が出ていない道路でも強制排除を行い、デモ隊最大の拠点を一掃する方針。抵抗する場合は逮捕もありえると警告している。現在のところ、大きな混乱はないが、デモ隊の一部は逮捕されるまで座り込みを続けるとしている。

 デモ参加者「私たちは最後の1秒まで頑張る。政府に我々の頑張りは遊びじゃないと伝えたい」

 学生団体の幹部はこのまま強制排除された場合、道路占拠を再び呼び掛けることはないと述べていて、2か月以上続いた道路占拠活動は終わりを迎える見通し。

 一方で、今後、形を変えた上で、民主的な選挙を求める運動は続けるとしている。