検察当局、アギーレ監督を八百長疑惑で告発
サッカー日本代表のアギーレ監督が、スペインの1部リーグで監督をしていた3年前に八百長に関与した疑いでスペインの検察当局に告発され、本格的な捜査が始まることになった。
検察当局によると、アギーレ氏が監督を務めていたチーム「サラゴサ」はスペイン1部リーグの残留がかかった2011年5月の試合で、相手チームにわざと負けるよう持ちかけ、総額96万5000ユーロ(約1億4000万円)を支払った疑いが持たれている。告発されたのはアギーレ氏や会長、両チームの選手など41人で、検察は起訴するかどうかを決める「予審」を開くよう請求した。このため、アギーレ氏が今後、出頭を求められる可能性もある。アギーレ氏はこれまで、「八百長に関与した事実は一切ない」と話している。
一方、スペインのサッカーファンたちの間でも関心が高まっている。
スペインのサッカーファン「不正に関わって有罪となれば、正々堂々と(代表監督を)辞任すべきだろう」「彼が八百長をやっていないと思うが、自分の口から説明すべきでしょう」
さらに、ファンの間では「今回の八百長疑惑は氷山の一角だ」として、真相究明を求める声が上がっている。