韓国国交省、大韓航空前副社長を刑事告発
大韓航空の前副社長が乗務員のサービスに激怒し動き始めていた航空機を引き返させた問題で、韓国の国土交通省は16日、前副社長を刑事告発した。
韓国の国土交通省は、乗務員や乗客から聞き取り調査を行った結果、趙顕娥前副社長が航空機を引き返させる際、機内で大声をあげたり暴言をはいたりした事実が確認されたと明らかにした。そして、航空保安法違反の疑いで、趙前副社長を検察に告発した。趙前副社長は先週、暴言については「初めて聞く話だ」などと否定していた。
一方、趙前副社長から暴言を受け旅客機から降ろされたサービス責任者は「言葉と肉体的な暴力を受けました」と話している。さらに問題発覚後、大韓航空からウソの証言をするよう求められたと証言。国交省はこれを事実と認め、大韓航空に対し航空法違反の疑いで運航停止や課徴金などの処分を検討している。