イスラム過激派組織の「イスラム国」がシリアで「イスラム国」への空爆を行っているヨルダン軍のパイロットを拘束した。

　「イスラム国」系のウェブサイトが公開した写真では、拘束されたパイロットとされる人物は白いシャツ姿で兵士に囲まれている。イギリスに本拠を置く「シリア人権監視団」によると「イスラム国」は２４日未明、シリア北部のラッカ近くで地対空ミサイルで軍用機を撃墜し、パイロットを拘束したと主張している。

　これに対し、「イスラム国」への軍事作戦を統括しているアメリカ中央軍は２４日、パイロットの拘束は認めながらも「イスラム国」が撃墜したと主張していることについては、「そうではないという明確な証拠がある」と否定している。