パリで銃撃事件 最高レベルの警戒態勢に
フランス・パリの新聞社で7日、銃撃事件があり、地元メディアによると、少なくとも12人が死亡、約20人がケガをした。
銃撃事件が起きたのはパリにある新聞社「シャルリー・エブド」の建物。AFP通信によると、7日、2人の男がカラシニコフと見られる自動小銃を乱射、警察官2人を含む12人が死亡、約20人がケガをした。男らは、「預言者のかたき」と叫びながら銃を撃ったという。その後、男らは逃走している。
ロイター通信は目撃者の話として、「黒いフードをかぶり銃を持った2人の男が建物に入り、その数分後に銃撃音が聞こえた」と伝えている。
事件を受けて、捜査当局はテロ対策班を投入、警戒態勢を最高レベルに引き上げた。またオランド大統領は「新聞社を狙ったテロ事件」と断定、緊急閣議を開き、対応を協議している。
「シャルリー・エブド」は、2011年にイスラム教の預言者、ムハンマドの風刺画を掲載し、編集部が放火されている他、翌2012年にもムハンマドの風刺画を掲載し、イスラム教団体が反発していた。