ダボス会議開幕 中国・李克強首相が演説
世界の政治・経済のリーダーが一堂に会する「ダボス会議」がスイスで開幕した。初日の21日は中国の李克強首相が演説し、経済の成長率がさらに鈍る可能性があるという見通しを示した。
今年の「ダボス会議」には企業経営者や政治経済の研究者など約2500人が参加し、「新たな世界状況」をテーマに4日間で約280のセッションが行われる。
参加者「中国経済が減速気味で今年以降影響も大きくなると思う。今後の中国を見極める機会にしたい」
李克強首相は「中国経済は今年も下向きの圧力に直面するだろう」と述べ、去年、16年ぶりに目標を下回った国内総生産(=GDP)の伸び率がさらに鈍る可能性があるという見通しを示した。そして、「構造改革を進める」と強調した。
今年の会議ではフランスで起きた一連のテロ事件を受け、イスラム過激派によるテロの脅威についても意見が交わされる予定。