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緊縮財政争点…ギリシャ総選挙、投票始まる

2015年1月25日 16:39

 ヨーロッパ債務危機の引き金となったギリシャで25日、総選挙の投票が始まった。選挙では、ギリシャがEU(=ヨーロッパ連合)などから支援を受ける条件となっている、緊縮財政を続けるかどうかが最大の争点。

 選挙は全国で300の議席を巡って争われるもので、緊縮財政を行ってきた与党・新民主主義党と、これに反対して雇用や賃金の回復を訴える野党・急進左派連合が真っ向から対立する構図になっている。最新の複数の世論調査では、急進左派連合が支持を伸ばし、サマラス首相率いる新民主主義党を6ポイント前後上回っている(23日、GPO調べの支持率は、急進左派連合33.4%、新民主主義党26.7%)。

 投票は日本時間26日未明に締め切られ、朝にも大勢が判明する見込み。緊縮策に反対する政権が発足すれば、「身を切る改革」を求めてきたEUとの関係が悪化し、債務危機が再燃するとの恐れが高まっている。