アテネで財政緊縮策受け入れ反対集会
財政破たんの危機に陥っているギリシャでは29日、資金の流出を防ぐため銀行が休業になるなど資本規制が始まり、市民の間に不安が広がっている。
資本規制で銀行は休業となり、ATMでの現金の引き出しも1日60ユーロ(約8000円)までに限られた。銀行の休業は来月6日まで続く予定で、市民生活への影響が出ている。
一方、首都アテネの中心部で29日、EU側が求める財政緊縮策の受け入れに反対する集会が行われた。
翌日にはEU側の提案を容認する集会が開かれる予定だが、来月5日の国民投票で財政緊縮策が受け入れられるかどうかは不透明な状況。