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実行プロセス容易でない~ウクライナ大統領

2015年2月13日 6:58

 政府軍と親ロシア派の間で戦闘が続くウクライナ東部の停戦を目指すウクライナやロシアなど4か国の首脳会談は12日、16時間あまりの協議の末、停戦に合意した。

 プーチン大統領「2月15日午前0時(日本時間午前7時)から停戦することで合意した」

 今回の合意文書で、ウクライナと親ロシア派は日本時間15日午前7時に完全に停戦することで合意した。また親ロシア派が支配する地域については明確な自治は認めなかったものの、停戦後に選挙を行うこととし、ウクライナ政府の中央集権を脱することを目的に憲法を改正するなどとした。

 ただ、ウクライナのポロシェンコ大統領は、「合意の実行プロセスは容易ではない」との見方を示している。

 今回も去年の停戦合意と同じくOSCE(=ヨーロッパ安全保障協力機構)が停戦を監視することになるが、去年の合意も守られておらず、今後、停戦の実効性は不透明。