アメリカ最大の映画の祭典・アカデミー賞の授賞式がまもなく始まる。今年は高畑勲監督の「かぐや姫の物語」がノミネートされるなど日本人監督のオスカー獲得に期待がかかる。

　今年で８７回目をむかえるアカデミー賞で、長編アニメーション賞に高畑勲監督の「かぐや姫の物語」がノミネートされている。絵画のような独特なタッチはアメリカの批評家にも高く評価されていて、「ヒックとドラゴン２」や「ベイマックス」といったハリウッドのＣＧ大作とのオスカー争いが注目される。

　高畑監督は授賞式当日の朝、ＮＮＮの取材に対し、現在の心境を語った。

　高畑監督「（Ｑ意気込みは？）意気込みはないですね。こちらが意気込んだところで無駄ですから。どうなるかわからないから」

　また短編アニメーション賞では、アメリカ在住のアニメーター堤大介さんが共同監督を務めた「ダム・キーパー」が候補になっている。