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韓国大統領「歴史認め、未来志向の関係を」

2015年3月1日 12:56

 韓国の朴槿恵大統領は1日、日本の植民地時代の独立運動を記念する式典で演説した。今年、日本との国交正常化50年を迎えることを踏まえ、過去の歴史を認め、未来志向の関係を築くよう訴えた。

 朴大統領は「日本は重要な隣国だ」と強調した上で、いわゆる「従軍慰安婦」や「歴史認識」の問題で安倍政権を批判した。

 朴大統領「(日本は)地理的に近い隣国なのに、過去をめぐる葛藤のため、残念ながら、心の距離を縮めることができていない」

 朴大統領は「元慰安婦の名誉回復のための時間はあまり残っていない」と述べ、問題解決に向け取り組むよう改めて求めた。そして、「日本は勇気を持って歴史の真実を認め、韓国と手を携えて未来を歩むべきだ」と強調した。

 朴大統領の演説は、去年に比べて日本への言及はやや多かったものの、安倍政権への批判は一定の抑制を保ち、関係改善に期待感を示した形。