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プーチン大統領“核兵器”準備できていた

2015年3月17日 0:23

 ロシアのプーチン大統領は、去年2月にウクライナでロシア寄りの政権が倒れた際に、核兵器の使用も準備していたことを明らかにした。

 これはロシアがクリミアを一方的に編入してから1年になるのにあわせて放送されたテレビ番組で述べたもの。プーチン大統領は、欧米諸国がクリミア編入に反発して武力を行使した場合、「核兵器の使用に向けた準備ができていたのか」という質問に次のように答えた。

 ロシア・プーチン大統領「(核兵器使用の)覚悟ができていた。ロシア系住民が危機にさらされていた」

 また、クリミアの編入を決めたのは「政変の直後の2月だった」と述べ、その翌月の住民投票をうけて編入を決断したというこれまでの主張を覆した。

 これに対し、ウクライナのヤツェニュク首相は、クリミア占領の証拠だとして、国際司法裁判所に提訴する考えを示している。