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イスラエル総選挙 与党と野党が“拮抗”

2015年3月18日 8:08

 中東・イスラエルで17日、総選挙が行われた。地元メディアの出口調査では、与党の右派政党と野党の中道左派連合が拮抗(きっこう)している。

 投票は日本時間18日午前5時に締め切られた。地元メディアの「チャンネル2」の出口調査によると、ネタニヤフ首相率いる右派の政権与党・リクードが28議席、中道左派・シオニスト連合が27議席を獲得する見通し。また、別の地元メディアは、双方ともに27議席を獲得する予想を伝えている。

 リクードは選挙期間中、一貫して安全保障の重要性を強調した。対するシオニスト連合は、国民の関心が高い経済改革を訴えてきた。事前の世論調査では、シオニスト連合の優勢が伝えられていたが、リクードが一定程度巻き返した形。ただ、いずれの党も過半数に届かず、今後は連立政権づくりに焦点が移る。

 イスラエルは右派政党が多く、ネタニヤフ首相率いるリクードが連立政権作りを優位に進めるものとみられる。