博物館襲撃 「イスラム国」が犯行声明か
北アフリカのチュニジアで国立博物館が襲撃され、日本人3人を含む21人が死亡した事件で、過激派組織「イスラム国」を名乗る組織が犯行声明だとする音声メッセージをインターネット上に公開した。
「『イスラム国』の2人の騎士が、銃と手りゅう弾を使い博物館を襲撃した」-これは19日、「イスラム国」系のウェブサイトなどで公開されたもので、「イスラム国」を名乗り、チュニジアの博物館襲撃について犯行を認める内容。声明では、また「これは雨の最初の一滴だ」として、さらなる攻撃を示唆した。ただし、「イスラム国」のロゴがついた映像はなく、音声と文面のみが公開されていて信ぴょう性は分かっていない。
一方、チュニジア大統領府は、犯行に関わったとして9人を拘束したと発表した。うち4人は襲撃に直接関わり、5人は犯行グループと関わっていた疑いがあるという。氏名や国籍などの詳細は明らかにしていない。実行犯について大統領はイスラム過激派組織「アンサール・シャリア」とつながりがあるとの見方を示している。