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相次ぐテロに「イスラム国」が犯行声明

2015年6月27日 17:29
相次ぐテロに「イスラム国」が犯行声明

 北アフリカのチュニジアと中東のクウェートでテロが相次ぎ、過激派組織「イスラム国」がそれぞれ、犯行声明を出した。

 チュニジア中部の観光地・スースにある高級ホテルでは26日、武装した男が銃を乱射する事件が起きた。チュニジア政府によると、この事件でイギリス人やドイツ人など、外国人観光客を含む38人が死亡、36人がケガをしたという。現地の日本大使館によると、日本人が巻き込まれたという情報は入っていない。AP通信などによると、男はビーチパラソルに銃を隠し犯行に及んだという。

 チュニジア内務省は27日、報道官のコメントを発表し、実行犯は1人で、その場で射殺されたと明らかにした。ほかに拘束された人はいないという。

 一方、ロイター通信によると、クウェートでも26日、イスラム教シーア派のモスクで爆発があり、27人が死亡、200人以上がケガをした。当時、モスクでは「金曜日の集団礼拝」が行われていて、約2000人が集まっていたという。

 このチュニジアとクウェートの事件について、過激派組織「イスラム国」が、それぞれインターネット上に犯行声明を出している。