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NY株117ドル安 終値1万7959ドル

2015年3月20日 7:32

 アメリカ・ニューヨーク株式市場は、前日にFRB(=連邦準備制度理事会)のイエレン議長が利上げに慎重な姿勢を示し大きく値を上げた反動から、この日、ダウ平均株価は値を下げた。

 19日のニューヨーク株式市場のダウ平均株価は、前日より117ドル16セント安の1万7959ドル03セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は前日比9.55ポイント高い4992.38だった。

 19日、ダウの構成銘柄の入れ替えがあり、通信サービス大手の「AT&T」に替わり「アップル」が採用された。アメリカを代表する株価指数として使われるダウは、産業構造や時代の変化に合わせて銘柄の入れ替えが行われている。そのダウは、前日にFRBが開いた金融政策を決定するための委員会で、利上げに慎重な姿勢が示され大幅に値を上げたことから、この日は、その反動で利益を確定する売りが先行した。

 また、原油の価格が再び下落していることから石油関連株でも売りが優勢となった。結果、ダウ平均株価は100ドル以上値を下げた。