習主席、対ロシア制裁に距離置く姿勢強調…電話会談でプーチン大統領に「中国は世界経済の安定を促進する」
中国の習近平国家主席がロシアのプーチン大統領と電話会談し、「世界経済の安定を促進する」と述べ、ウクライナ侵攻を受けたロシアへの経済制裁に距離を置く姿勢を強調しました。
中国外務省によりますと、習主席は会談でウクライナ危機をめぐり「中国は世界経済の安定を促進する」と述べ、欧米の対ロシア制裁には距離を置く立場を改めて強調しました。
習主席はまた、ウクライナ問題の解決に向け「しかるべき役割を発揮していきたい」と述べましたが、ロシアとウクライナの仲介に乗り出すかなど具体的な方策には触れていません。
一方、プーチン大統領は台湾問題などで中国の立場を支持する考えを示したということです。
各国からロシアとの決別を求める声が上がる中、会談を通じ、中国は引き続きロシアとの連携を維持する姿勢を示した形です。