ネパールでM7.8地震 死者約1400人
ネパールで25日に起きたマグニチュード7.8の強い地震は、犠牲者の数が約1400人に達した。
25日に発生したネパール中部を震源とするマグニチュード7.8の強い地震で、AP通信はネパールの警察の情報として、1394人が死亡したと伝えた。インドや中国などの周辺国でも死者が出ていて、犠牲者はさらに増えるとみられている。
震源から約80キロ離れた首都のカトマンズでは、19世紀前半に建てられた高さ約60メートルの「ダラハラ塔」が倒壊し、ロイター通信によると、多くの人々がガレキの下敷きになっているとみられているという。
現地に住む日本人「最初は立っていられないくらいの大きな揺れ。しばらく下から突き上げるような揺れ、横揺れになったり、立っていられない状況」
また、この地震によってエベレストでは大規模な雪崩が発生し、ロイター通信によると18人が死亡したとみられている。エベレストのベースキャンプにはタレントのなすびさんがいたが、関係者によると無事が確認されたという。また、登山家の野口健さんもネパールに滞在中だったが、無事だという。
ネパールの日本大使館は、これまでのところ日本人の被害は確認されていないとしている。