ウクライナ保安庁、ゼレンスキー政権批判の最高会議元副議長を殺害 ロシア捜査委報じる
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ロシア捜査委員会は7日、旧ソ連のKGB=国家保安委員会の流れをくむウクライナ保安庁が、ゼレンスキー政権を批判してロシアに移住したウクライナ最高会議の元副議長を殺害したと報じました。
ロシア捜査委員会によりますとウクライナ最高会議の元副議長イリヤ・キヴァ氏は6日、モスクワ近郊の公園内で、何者かによる発砲に遭い、その場で死亡したということです。
ウクライナの国営メディア「ウクルインフォルム」も7日、「キヴァ氏殺害の情報を確認した。関係者がウクライナ保安庁の特殊作戦であると認めた」と報じました。
ロシアの官報「ロシア新聞」は、「キヴァ氏は当初、反ロシアだったが現体制に反対するようになり、去年、ロシアに移住。政治番組でゼレンスキー氏らを批判し、ロシアの特別軍事作戦を支持していた」と伝えています。
キヴァ氏本人も6日、ゼレンスキー大統領について「国民を血で溺れさせたろくでなしだ」などと自らのSNSに投稿していました。
殺害に関わったとされるウクライナ保安庁は、旧KGB=ソ連国家保安委員会の流れをくむ組織として知られてます。