ネパール 被災者の生活立て直しが課題に
ネパールの大地震は2日で発生から1週間。犠牲者は6600人を超えたが、今後は支援を行き渡らせて、被災者の生活を立て直すことが課題。現場から松永新己記者が中継。
カトマンズ中心部の広場では被災者がテントを張って避難している。地震発生から1週間、テントの数自体は減ったが、カトマンズでは依然として2万4000人が避難生活を送っていて、支援物資も全ての被災者に十分に行き届いているとはいえない状況。
被災者「調理する道具がないからどう生活すればよいかわからない」
各国の援助隊による活動が本格化する一方、ネパール国内では16万戸の家屋が倒壊し、がれきの撤去は思うように進んでいない。ネパールはエベレスト登山などの入山料や観光が大きな国の収入源となっているが、登山前などに多くの外国人が立ち寄る店などが並ぶ地区にも客足は戻っていない。
土産物店店主「観光客はいまほとんどいない。1人2人しかうちの店にはこない」
発生から1週間を迎え、今後は支援を隅々にまで行き渡らせることや、被災者の生活の立て直しが大きな課題となる。