ケリー米国務長官 ソマリアを電撃訪問
アメリカのケリー国務長官は5日、長年、内戦が続いていたアフリカのソマリアを事前の予告なしに訪れた。国務長官がソマリアを訪問するのは初めて。
ケリー国務長官は、モハムド大統領などと会談し、内戦による無政府状態が続いた後、2012年に樹立された統一政府を今後も支援することを確認した。
ケリー国務長官「アメリカはソマリアが安全で繁栄し、平和な国となるために何でもしていく」
またケリー国務長官は、現在もソマリアを拠点にテロ攻撃を続けるイスラム過激派組織「アルシャバブ」の打倒に向け、協力していく考えを示した。アメリカは、内戦中のソマリアに軍を派遣したが、1993年に軍用ヘリコプターが撃墜されるなどして多くの兵士が犠牲となり、その後、撤退を余儀なくされた。撤退後、政府高官がソマリアを訪れるのは初めて。