米国務長官「冷戦状態に戻りたい人いない」
ロシアのプーチン大統領は16日、軍の核戦力を高めるため40基以上の大陸間弾道ミサイルを追加配備する考えを明らかにした。
プーチン大統領はモスクワで始まった「国際軍事技術フォーラム」で、ロシア軍の核戦力を増強する方針を明らかにし、ヨーロッパなどでミサイル防衛を展開するアメリカを強くけん制した。ウクライナ情勢をめぐって対立する欧米と、軍事的に対抗する姿勢を示す狙いがあるとみられる。
これに対し、アメリカのケリー国務長官が「冷戦の状態に戻りたいと思っている人は誰もいない」と懸念を示したほか、NATO(=北大西洋条約機構)も非難している。