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“大統領に一任”法案 審議入り決定

2015年5月15日 12:44

 アメリカ議会上院は14日、TPP(=環太平洋経済連携協定)の合意に不可欠な大統領に通商交渉の権限を一任する法案の審議に入ることを決めた。

 上院本会議で行われた審議に入るための動議の採決は、前回の採決で反対した民主党議員の一部が賛成に回り、可決された。TPPをめぐっては、16日からグアムで各国の首席交渉官会合が行われることになっていて、法案の審議入りは交渉の加速につながると期待されている。

 法案は、上院では来週前半にも可決される可能性があるものの、議会が23日から一時休会するため、月内の成立についてはなお予断を許さない状況。