“ロヒンギャ船”漂流 国連が保護を求める
ミャンマー政府から抑圧されているイスラム教徒の少数民族、ロヒンギャの人々を乗せた船が漂流している問題で、国連は17日、関係各国の首脳に対し、彼らを保護するよう求めたことを明らかにした。
国連によると、潘基文事務総長はマレーシアとタイの首相とそれぞれ会談し、船で脱出してきたロヒンギャの人々を追い返さず保護するよう求めた。また、別の国連幹部もバングラデシュとインドネシアの閣僚と会談し、同様の要請を行った。さらに、この問題を話し合うためバンコクで開かれる会議への各国の参加を求めた上で、国連として問題を解決するため、あらゆる努力をする用意があると強調した。
国連はこれまでに、海で漂流したままのロヒンギャの人々は約6000人に上るとしている。