少数民族8000人以上漂流か ミャンマー
ミャンマー政府から抑圧されているイスラム教徒の少数民族、ロヒンギャの人たちが船で次々に脱出している問題で、UNHCR(=国連難民高等弁務官事務所)は8000人以上が漂流している恐れがあることを明らかにした。
ロイター通信によると、インドネシアのアチェに15日、ロヒンギャなど800人近くを乗せた船が漂着した。また、タイ南部のマラッカ海峡でも14日、ロヒンギャとみられる340人余りが乗った船が漂流しているのが見つかっている。UNHCRは、こうした人たちが8000人以上にのぼる恐れがあることを明らかにした上で、「漂着しても保護されずに海に追い返されるケースもある」と懸念を示し、人道的な対応を求めた。
アメリカのケリー国務長官は15日、タイ政府に一時的な保護施設の設置を検討するよう求めた。