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都内で少数民族「ロヒンギャ」がデモ

2015年6月20日 18:20
都内で少数民族「ロヒンギャ」がデモ

 「世界難民の日」の20日、ミャンマー政府から抑圧されているイスラム教徒の少数民族・ロヒンギャの人々が都内でデモ行進を行い、日本政府に問題解決への支援などを訴えた。

 ロヒンギャをめぐっては、ミャンマー政府の抑圧を逃れて船で脱出した後、タイなど周辺各国に受け入れを拒まれて海上を漂流するなど深刻な国際問題となっている。国際移住機関などによると、先月末には2600人以上が上陸が許されないまま漂流していたという。

 20日は、難民認定を受けるなどして日本で生活するロヒンギャの人々約40人がデモ行進を行い、日本政府に対しミャンマー政府に問題解決のため働きかけてほしいなどと訴えた。

 在日ビルマ ロヒンギャ協会、アウン・ティン会長「(ミャンマーのロヒンギャは自由に)移動も結婚も仕事もできない。(デモの目的は)日本政府や世界にお願いして、ミャンマーにプレッシャーをかけるため」

 参加者はまた、今回のデモを通じて、日本の人々にもロヒンギャの現状を知ってほしいなどと話していた。