中国客船転覆 引き揚げ作業に着手へ
中国の湖北省を流れる長江で客船が転覆した事故で今も350人以上が行方不明となっている中、中国当局は間もなく転覆した船体を元の状態にひっくり返す作業を始める。
事故から丸3日がたった日本時間4日深夜、中国当局は間もなく客船の引き揚げに向けた作業に着手する。国営の中国中央テレビによると、まず、転覆している船体を正常な状態にひっくり返し、その後、浮上させるという。転覆した客船にはワイヤが固定され、配置されたサルベージ船が作業開始の指示を待っている状態。この方法を使うことで最も早く船室を捜索することができるとしている。
事故では77人が死亡、14人が救助されているが、今も350人以上の行方がわかっておらず、国の威信をかけ夜を徹しての救助活動が続けられている。