キナバル山で下山できず 名簿に邦人男性も
5日朝、マレーシアのボルネオ島で地震があり、世界遺産に登録されているキナバル山で約150人が下山できなくなった。日本人男性1人も含まれているとの情報があり、現地の領事事務所が確認を急いでいる。
アメリカ地質調査所によると、日本時間5日午前8時過ぎ、マレーシアのボルネオ島北部を震源とするマグニチュード6.0の地震があった。震源に近いキナバル山では落石で登山道が通れなくなり、山を管理する公園事務所によると約150人が下山できず、このうち4人がケガをしているという。
また、コタキナバルにある日本の領事事務所によると、登山名簿の中に日本人男性1人が含まれていると公園事務所から連絡があったという。公園事務所は日本人にケガはないとしている。
キナバル山とその周辺はユネスコ(=国連教育・科学・文化機関)の世界遺産に登録され、登山客も多い観光スポット。