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MERS対策最優先…朴大統領の訪米延期

2015年6月10日 13:55
MERS対策最優先…朴大統領の訪米延期

 MERS(=中東呼吸器症候群)の感染者が100人を超えた韓国の朴槿恵大統領は、対策に取り組むため、来週に予定されていたアメリカ訪問を延期することを決めた。

 朴大統領は14日からアメリカを訪問し、オバマ大統領と16日に会談する予定だったが、韓国の大統領府は訪米を延期すると発表した。MERSの感染拡大で国民の不安が広がる中、安全対策を最優先するためだと説明している。

 一方、崔●(「日」の下に「火」)煥副首相は「MERSは空気感染はせず、日常生活に支障はない」と述べ、国民に冷静に対応するよう呼びかけた。また、病院での感染が拡大していることから見舞いのための病院訪問を控えるよう求めた。

 韓国では10日、新たに2人が死亡し、感染者は108人となった。